AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals 合格記録(2020年7月)
訳あって Azure を学ぶ必要があり、独学で勉強しつつ、資格を取ってみることにしたので、その結果を公開しようと思います。
AZ-900 を受けるにあたり、何を勉強したらいいのかを抑えたい人は参考になるかもしれません。
スペック
以下のとおりです。Azure 全然わからんからスタートしています。
- SE 10年+α
- 現在はシステムの維持・保守がメイン
- Azure 全然関わってない
- IaaS は独学で チョットワカル レベルくらい
AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals とは
公式は以下のとおり記載されています。
要は Azure とは何ぞや?に対して回答できるレベルの証明という感じですかね。
Azure Fundamentals 認定資格の受験者は、クラウド サービスの基礎知識と、それらのサービスが Microsoft Azure でどのように提供されるかについての知識が必要です。
Azure Fundamentals 認定資格は、クラウドの概念、Azure のコア サービス、Azure の価格、SLA、ライフサイクル、およびクラウドのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信頼の基礎に関する知識を証明する機会です。
この認定資格は、クラウドベースのソリューションとサービスを使い始めた人を対象としています。
受験者は、Azure のサービス、ワークロード、セキュリティ、プライバシー、価格、サポートだけでなく、クラウドの概念に関する基本的な知識を実証できる必要があります。
また、ネットワーキング、ストレージ、コンピューティング、アプリケーション サポート、およびアプリケーション開発の概念についても理解している必要があります。
また、公式に記載されているとおり 2020/5/28 に試験の内容が更新されました。
今後も頻繁に更新される可能性は高いため、認定資格のサイトを随時チェックしておくのが良いかと思います。
受験結果
結果は以下のとおりです。見事に1回落ちました。
1000点満点中 700点以上が合格とのこと。
1問あたりの配点はわからないようになっていますが、1回目はあと2問くらい正解していれば合格していたのではないかと推測しています。
- 2020/7/3 1回目 651点 不合格
- 2020/7/13 2回目 820点 合格
試験の形式
選択式・ドラッグアンドドロップなど様々な形式が出てきます。
このあたりを読んでおくのが良いかと思います。
試験の内容は、秘密保持契約(NDA)があるので詳しくは書けない感じです。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/certification-exams
受験方法
自宅でも受験が可能なので、最近のコロナ事情を考えると自宅がベストなのですが、如何せん生後3ヶ月の子供がいるので、集中しやすくするためにも、人がいなさそうな平日の遅い時間にピアソンVUEで受験しました。
まぁ、自転車で行ける距離ということも選んだ理由ですが。
やったこと
Udemy
資格を取る目標を立てる前に Udemy の以下の講座を進めていました。
AZ-900 を受験するのに必須とは言いませんが、予め講座を見ておいたことで、このあと紹介する書籍の内容が理解しやすかったです。
また、この講座自体は、丁寧に細かい部分まで説明されている内容になっているため、見ておいて損はありません。
書籍「合格対策Microsoft認定AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集」
以下の書籍を購入し、勉強しました。
Azure 何もわからん勢なので、一通り読み込み、各章の問題集および巻末の模擬試験を徹底して解きました。
単語の意味や似たような単語の違いなど、徹底的に整理し、理解したことが合格に繋がったと思います。
2回目の受験直前は、全ての問題はほぼ完ぺきに回答できるくらいにしました。
Microsoft Learn
Microsoft には 「Microsoft Learn」という様々な技術などを学べるラーニング パスがあり、その中で AZ-900 に特化したいくつかのラーニング パスを見て、学習を進めました。
各ラーニング パスの最後には問題が出てくるのですが、全て解くようにしました。
こちらも、各問題は全て完ぺきに回答できるくらいにしました。
書籍「速習Azure Administrator」
この書籍は、前述の書籍より少し踏み込んだ内容が書かれているため、かなり参考になります。
私の場合は、合格後に購入したので、先に購入しておけば良かったと思ったほどです。
(買っておけば1回で合格できたかもしれません・・・)
Azure Portal の操作方法などの図もたくさんあるため、書籍の内容を参考に、自分で Azure Portal を操作しながら学べば、かなり身につくと思います。
Microsoft Learn の学習用環境(サンドボックス)
合格してから知ったのですが、Azure では学習用環境として、Sandbox(サンドボックス)というものがあります。
これは、一部制限はあるものの、無課金で Azure Portal から様々な操作が可能であり、一定期間経過するとリソースにアクセス出来なくなるようです。
そのため、もしいろいろと試したいことがあれば、Sandbox を活用するのが良いかと思います。
Sandbox は以下のページから作成&ログインが出来たりします。
使い方は、かずきさんのブログがわかりやすかったです。
演習 - Azure portal を使用して VM を作成する - Learn | Microsoft Docs
所感
試験の制限時間は90分(実際に問題を解くのは60分)ですが、1回目も2回目も約40分で終わりました。
試験を終了すると、すぐに合否が画面に表示される仕組みです。
試験を終えるボタンを押す時はドキドキするもんですね。
また、前述のとおりNDAがあるため、試験の内容は記載できませんが、各単語の意味や違い、特徴を抑えておけば、解ける問題ばかりだと思います。
その他
connpass を活用する
connpass では、Microsoft が度々「Azure クラウド基礎講座」を開いています。
特に AZ-900受験バウチャー付き で開催しているので、活用できるタイミングがあれば、活用したほうが良いです。
私はちょうどコロナの影響で、講座が開催されなくなってしまったので、活用は出来ませんでしたが・・・。
ちょいちょい connpass を見ておくのをオススメします。
有料の勉強会
「短期集中&効率よくムダなく学習」を目指すのであれば、有料の勉強会に参加はありだと思いますが、個人的には Microsoft Learn と 書籍 のみで受かることが出来ると思うので、そのあたりは自身のお財布との相談で良いかと思っています。
最後に
現在、AZ-900 を取ろうと頑張っている方、もしくは頑張ろうとしている方のお役に立てればと思っています。
皆様、頑張ってくださいね。
ちなみに私は、AZ-104:Azure Administrator Associate を目指して勉強中です。
先は長そうだ・・・。